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【読札解説】
鹿嶋には最大34メートルの非常に大きな研究用パラボラアンテナがありました。これは鹿島宇宙技術センターと呼ばれ、衛星通信や宇宙電波応用などの研究開発を行っている研究施設です。最初は、平井丘の松林と芋畑の中に直径30メートルのアンテナが昭和38年(1963年)に建てられました。翌、昭和39年(1964年)10月の東京オリンピックで、世界初の国際衛星テレビ中継に成功し、世界から注目されました。
また平成14年(2002年)4月に国土地理院より日本の緯度・経度の基準を世界測地系の国際基準に合わせたとき、日本の基準点を鹿嶋のパラボラアンテナ(26メートル※現在はない)の位置としました。さらに研究においても電波を利用した時間・空間に関する分野で多くの成果があげられています。