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【読札解説】
鹿島神宮の宝物の1つに、「日本最大の直刀」である「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」があります。長さが2.71メートルあり、日本一大きな直刀です。奈良時代から平安時代に作られたものと推定されており、国宝に指定されています。
『古事記』や『日本書紀』の日本神話の中では、「韴霊剣」は鹿島神宮のご祭神である「武甕槌神(たけみかづちのかみ)」の刀として登場します。
また、この国宝を参考にして、鹿嶋の歴史に関係深い古代の製鉄技術を再現することにより、21世紀の幕開けそして、鹿嶋での2002年ワールドカップ開催を記念するため、復元品が制作されました。
平成11年(1999年)夏から鹿嶋市内の小学生を中心に市民延べ約4,000人の協力を得て、鹿嶋市の海岸で砂鉄を集め、平成14年5月に「平成の大直刀」が完成しました。