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【読札解説】
国道51号線上で鹿嶋市大船津と潮来市延方を結ぶ橋が神宮橋です。水郷と呼ばれるように鹿嶋市周辺は水運が中心でした。大船津の“津”も船着き場を意味し、かつては鹿島神宮を訪れる人たちも船を利用して、大船津から参拝に向かいました。
しかし交通手段の主流が車になると、鹿島神宮への参詣、通学、農・水産物の輸送、軍事上の重要性から昭和4年(1929年)に最初の神宮橋が開通しました。その後、昭和36年(1961年)に現在の神宮橋が、平成14年(2002年)FIFAワールドカップの開催に合わせ、新神宮橋が開通しました。現在は神宮橋と新神宮橋の二本の橋が、交通の要として重要な役割を果たしています。