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「さ」 祭頭祭 イエ―トーホー 鳴り響く

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0016053 更新日:2020年7月22日更新

「さ」

【読札解説】

 これまで3月9日に行われていた祭頭祭(さいとうさい)は、「鹿島の豊竹(とよたけ)トホヨトヤ(豊穂良豊穂弥)~」というその囃(はやし)言葉からも分かるように五穀豊穣や天下泰平を願うお祭りです。毎年、鹿島神宮を中心に南北合わせて50余りの地区から、卜定(ぼくてい)(占い)によって二地区が選ばれ、祭頭囃を奉納しています。

 その起源は、奈良時代とも平安時代とも言われています。祭頭祭の記録として現存する最古の文書「吉川家文書」は、建仁4年(1204年)、この時は片野(宮中字厨台)・長保寺と平井・宝持院が祭りの頭人を務めた記録が残っています。

 元々は男性のお祭りで、昭和40年代頃までは男性しか参加していませんでしたが、時代の移り変わりと共に、今では女性や小さな子どもたちも囃子人として参加しています。昭和51年(1976年)12月25日に文化庁から記録保存の措置を必要とする文化財として「国選択無形民俗文化財」の指定を受けています。


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