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「り」 竜会城 悲しき姫の 物語

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0015647 更新日:2020年7月22日更新

「り」

【読札解説】

 竜会城(りゅうかいじょう)は中世に築かれたお城で、現在の山之上にありました。土を積み上げた土塁(どるい)が今も残っています。北側は田谷沼に面し、自然地形を最大限に活用したお城です。しかし、強大な勢力をもった佐竹氏によって天正19年(1591年)鹿島氏が滅ぼされると同じく築城途中の竜会城も落城してしまいました。

 その時の悲しい伝承が今でも残っています。竜会城のお姫様と鹿島城の若君が相思の仲であったが、佐竹氏によって滅ぼされるとお姫様は悲しさのあまり田谷沼に身を投げてしまいました。時がながれ、明治時代に入り田谷沼が開拓されたときに鏡が出てきました。開拓者は「この鏡はお姫様が愛用していた鏡に間違いない」とお姫様を哀れんで弁天様を祀りました。


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