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【読札解説】
御船祭(みふねさい)は、12年に一度、午年(うまどし)に行われる鹿島神宮のお祭りです。9月2日の朝、鹿島神宮のご祭神のご分霊を乗せたお神輿(みこし)が、行列と共に大船津まで下ります。俗に浜下りと呼ばれ、大船津の一の鳥居でお神輿を御座船(ござせん)に乗せ、潮来市の対岸香取市の加藤洲の斎杭まで向かいます。御座舟が百余の舟を従えて鰐川・浪逆浦を渡る様子は、荘厳で見ごたえがあります。加藤洲に着くと香取神宮側で御迎祭(おむかえさい)が行われます。御迎祭を終えると帰路につき、午後4時半頃にお神輿は鹿島神宮楼門前に到着します。
大祭を盛り上げるべく9月1日から3日まで様々な行事が行われ、祭り期間中町内では山車(だし)が引き出され祭りをいろどります。