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【読札解説】
“るりのつぼ”とはガラスのつぼのことで、この瑠璃の壺に納められていたのが水晶の玉です。鹿島神宮の宝物の一つに大小24個の水晶の玉があります。これは平安時代に藤原道長の娘で、後一条天皇の中宮(后)である藤原威子が長元7年(1034年)8月に奉納したものとされています。源経頼の日記『左経記(さけいき)』には、瑠璃の壺に納めて皇子生誕祈願に奉納したと書かれており、常陸帯(ひたちおび)信仰とあわせて、鹿島神宮は安産の守り神としても信仰されるようになりました。