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「ぬ」 沼尾の池 風土記に残る 不老不死の蓮

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0015648 更新日:2020年7月22日更新

「ぬ」

【読札解説】

 沼尾の池は、現在の田谷沼と呼ばれるところで、昔は豊郷小学校から北東に広がる沼でした。奈良時代(718年頃)に編さんされた『常陸国風土記(ひたちのくにふどき)』には、「社(やしろ)の南に郡家(ぐうけ)(古代の役所)があり、社の北側には沼尾の池があった。翁のいうには、神代(かみよ)に天より流れ来た水がたまって沼となった。この沼で採れる蓮根は他では味わえない良い味である。病気の者も、この蓮を食べると、たちどころに癒えるという。鮒や鯉も多い。」と書かれています。今は水田として開拓されましたが、台地に残る沼尾神社、そして坂戸神社は風土記の世界観を残す貴重な史跡として残っています。


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