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新学期が始まり、3か月が経とうとしています。
年度初めに開花していた桜にかわり、紫陽花が鹿嶋市内を華やかにしております。そして、街の華やかさの主役であった、新1年生たちも街の彩りの変化のように、確実な成長を感じております。
鹿嶋市では共働き世代の増加や核家族化、生活様式の変化等から子育てへの不安や悩み・孤立感などを抱えている保護者が増加しているという社会的背景を受けて、平成29年度5月より「家庭教育力向上推進事業」のメニューに「届ける家庭教育」を加え、鹿嶋市家庭教育支援チームによる家庭訪問活動を行っております。
本年度も8人の支援員が2人1組となり、約1年かけて全ての小学校1年生のお宅を訪問し、保護者や家庭をサポートします。
支援員が訪問する際には、保護者の不安・悩み・困り感などの軽減につなげることができるよう「保護者の心に寄り添い 傾聴の姿勢」を大切にしております。そして、「他部門との連携が必要」と判断した場合には、他専門機関と情報を共有し、スピード感を持った対応ができるように努めております。
なお、令和5年度には、鹿嶋市家庭教育支援チームのこれまでの実績が評価され、「文部科学大臣賞」を受賞しました。あわせて本年度は、「令和6年度 第66回全国社会教育研究大会」にて、先進的事例として県内外に紹介する機会をいただいております。
本年度もこれまでの取組を生かして、より一層、本事業の推進に尽力してまいります。
私たち大人全員が子どもたちの成長を見守りましょう。
令和6年6月25日
鹿嶋市教育委員会教育長 川 村 等