9年間連続した学びの中で「確かな学力」と「豊かな人間性」を育むため、中学校区をひとグループとして、市内全地区で小中一貫教育を推進しています。
施設の形態
分離型 |
隣接型 |
一体型 |
離れた場所の小中学校でカリキュラムなどに一貫性をもたせ、連携を図りながら教育活動を実施 |
隣接する小中学校でカリキュラムなどに一貫性をもたせ、一体感のある教育活動を実施 |
同一校舎となることで一体的な組織、一体的な運営が可能 |
これまでの経過
パイロット校の選定(隣接型)
施設の立地条件において小学校と中学校が隣接し、相互乗り入れ授業などの教育が行いやすい環境にある高松小、高松中学校をパイロット校として選定し、平成30年4月から隣接型の小中一貫教育がスタートしました。
平成30年から令和3年度までの高松小学校と高松中学校での4年間の実践として、小中学校教員の乗り入れ授業や小中学校合同のコミュニケーション英語、小学校高学年の部活動体験、交流事業などを行い、児童生徒の学力の向上や心の育成、中学校1年生が環境の変化で中学校生活になじめない「中1ギャップ」の解消などの効果が得られました。
施設一体型へ
高松小、高松中学校の一貫教育をより一層効果のあるものとして推進していくために、鹿嶋市小中一貫教育推進委員会で協議し、施設の大規模改造工事の時期と合わせ、小中学校の施設を一体化することとなりました。
令和4年度に高松中学校に小学校機能を追加する工事を行い、令和5年度から施設一体型の小中一貫教育がスタートしました。
市内全域へ(施設分離型)
高松小中学校以外の学区については複数の小学校から一つの中学校へ進学することや施設が離れた立地条件ではあるものの、施設が離れていても、乗り入れ授業による学力の向上や児童生徒の交流による中1ギャップの解消などの効果があることから、令和7年4月を施設分離型の小中一貫教育の本格実施のスタートと位置づけ、できることから実践を進めています。
本格実施スタートに向けて、「柱となる取組み」と「中学校区ごとのグループ名(学園名)」を決めているところです。
鹿嶋市の小中一貫教育スタイル
小中一貫教育推進委員会
毎年、鹿嶋市小中一貫教育推進委員会を開催し、市立小中学校における小中一貫教育の実践状況や効果の検証を行い、今後の方向性などを話し合っています。