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鉛で作られた給水管(パイプ)のことで、管内にサビが発生せず、比較的やわらかく、加工しやすいことから、1980年代後半まで全国的に水道管の材料として使用していました。
鉛製給水管は、道路下の配水管から分岐し、宅地内にあるメーターまでの給水管の材料として使用していました。しかし、腐食による漏水が起きやすく鉛に対する水質基準が強化されたことから、新たに使用することはありません。
国が定める水道水の鉛濃度の基準は、生涯にわたり継続して摂取しても、健康に影響を与えないように安全性を十分考慮し、「1リットルあたり 0.01ミリグラム以下」に定められています。
鉛製給水管を使用している場合でも、通常お使いいただく際の水道水の鉛濃度は基準を下回っており、健康上問題ありません。 なお、数日間水を使用しなかった場合は、バケツ1杯(約10リットル)程度の水をトイレや洗濯機など飲用以外でご使用いただくことで、より安心して使用することができます。
鹿嶋市水道事業では、鉛製給水管を発見した場合には、第一止水栓までの給水管の布設替えを行っています。