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令和7年10月18日(土曜日)、高正U&Iセンターホール(鹿嶋勤労文化会館)において鹿嶋市区長会研修会が開催され、市内の区・自治会から69名が参加しました。
【講師】
NPO法人CRファクトリー コミュニティマネジメント認定インストラクター
阿部 剛(あべ つよし)様
※講師の詳しいプロフィールはこちら→NPO法人CRファクトリーHP<外部リンク>
【演題】
「令和の地域コミュニティに求められる新しいつながり方」
【次第】
1.開会
2.あいさつ
3.講師紹介
4.研修
~第1部~
(1)講義「地域コミュニティの変化と現代の社会課題」
(2)グループディスカッション「これからの自治会の役割は?」
~第2部~
(3)講義「新たな担い手を広げる3つのコツ」
(4)グループディスカッション「自分たちの自治会でどう生かせるか?」
5.閉会
講師の阿部様からは、鹿嶋市の人口構成や社会課題等を分析したうえで
「実は、現在の自治会の担い手である団塊世代(65~80歳)より、その下の団塊ジュニア世代(40~64歳)のほうが人口が多くなっている。よって、いかにその世代へバトンを渡していけるか、または共に運営していけるかが重要なカギとなる」といったことや、
自治会運営のヒントとして
「今の時代に合わせてコスパ・タイパを自治会の運営に取り入れること。」
「自治会本来の意義に立ち返って“助け合いの仕組み”を作ること。例えば、介護を必要とする手前の高齢の方が、電球の交換やスマホの使い方など日常生活のちょっとした困りごとが増えてくる中で、ヘルプを出せる仕組みと、何か手伝っても良いという人を登録しておく仕組み。」
「“助け合いの仕組み”を無償ではなく、少額でも有償ボランティアにすることで、お願いしやすくする、お願いされやすくするということも1つのポイント。大事なのはお金ではなくお互い様の関係性をつくること。」といったこと、
新しい担い手の巻き込み方として
「いきなり役員になってくれる人を探すのではなく、1.興味を持ってもらう、2.愛着を持ってもらう、3.主体になってもらう、という3つの段階を踏むこと。」
「事業のやり方についても工夫ができる。例えば、お祭りといえば昔ながらの大がかりなものをイメージしがちだが、子どもをターゲットにして、自治会館に来てもらいかき氷を出すだけというシンプルなものでも良い。」
「“役員”と一括りにしてしまうとハードルが高いので、役割を細分化することも一つのコツ。」
「何時から何時まで何をするのかということを具体的にしてもらえれば、お願いされる方も引き受けやすい。」
など、具体例を交えながら貴重なお話をいただきました。
研修会の参加者からは、
「地域参画のための動機付けが何か、今後の課題が明確になった。」
「段階を踏む、役割を細分化するという話が参考になった。」
「お互い様の精神で有償ボランティアの仕組みを取り入れていきたい。」
「グループ協議で他地区の実情を知れたことが良かった。」
といった声があり、今後の自治会運営に役立つヒントや新たな知見を得る機会となりました。
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区・自治会は、地域の皆さまの「住みやすい」をつくるために活動しています。
「遠くの親戚より近くの他人」といわれるように、地域のつながりがいざという時に頼りになります。
~「みんなのために」が、『自分のため』に。~
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