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立原の泣き祇園(市無形文化財)
記事ID:0050138
更新日:2021年3月29日更新
立原地区には「泣きぎおん」が伝承されており、昭和50年に市指定無形民俗文化財に指定されています。「泣きぎおん」とはその昔、深い田にはまって死んだ農耕馬を悼み、馬の命日の旧6月15日に供養するようになったのが始まりとされています。現在は7月15日に近い休日に行われています。
「泣きぎおん」は、まず各家々から立原の集落センターに集合し、役員を先頭に太鼓と鉦(かね)を鳴らしながら、1kmほど離れた「じゃらんぼ遺跡」へ行進をします。「じゃらんぼ遺跡」は如意輪観音の浮き彫り石像が祀られており、市の史跡に指定されています。「じゃらんぼ遺跡」ではお経を唱え、お線香やお花やお酒を、泣きまねをしながらお供えし、馬の冥福を祈ります。そして来た道とは違う道を通り、祭頭を囃しながら再び立原の集落センターへ戻ります。
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かつてはお神輿のような棺箱を担いで「じゃらんぼ遺跡」をお参りしました。棺箱は実際にお葬式で使われていたものです。
じゃらんぼ遺跡