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十二、宮中村にて江戸相撲興行

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記事ID:0066593 更新日:2022年11月1日更新

『櫻齋随筆』より)

  嘉永3(1850)年に中町(現在の鹿嶋市宮中仲町地区)にて、江戸相撲興行があったことが記録されています。地元出身の力士も出場していたようです。

読み下し文

嘉永三年庚戌五月十二日より三ヶ日の間、中町尓於天、江戸大相撲興行阿り。番附左ニ。
(※番附省略)。
但二壇目ニ住ノ井大助と云者阿り。当郡平井村住人。此時田舎年寄也。
右大相撲ハ當所尓天ハ珍敷事故記置也。​

現代語訳

 嘉永3(1850)年5月12日より3日間の間、中町(現在の鹿嶋市宮中仲町地区)において、江戸大相撲の興行が行われた。番付を左に記す。
(番付省略)
 ただし、二段目に住ノ井大助という者がいる。当郡平井村(現在の鹿嶋市平井地区)の住人である。このとき田舎年寄であった。右の大相撲は当所では大変珍しい事なので記しておく。​

避難所混雑状況