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大正12年(1923年)に発生した関東大震災から100年になります。
関東大震災は、近代日本の首都圏に未曾有の被害をもたらした、我が国の災害史において特筆すべき災害となっています。
近年では、平成7年(1995年)1月17日に阪神・淡路大震災、平成23年(2011年)3月11日東日本大震災、そして令和6年(2024年)1月1日には石川県能登半島地震が発生し、家屋、道路、上下水道、電気など甚大な被害が発生しており、現在も被災者支援や復旧作業など、総力をあげて取組まれています。
本市においても、東日本大震災により、これまで経験したことのない未曾有の被害(道路の地割れや陥没、隆起、液状化現象に加え、高松地区では、津波による被害)を受けました。
また本市は、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震において、防災対策推進地域・津波避難対策特別強化地域に指定されており、いつ起こるかわからない災害への警戒が必要となっています。
災害が発生した際の「自助」「共助」「公助」の役割を確認するとともに、地域の特性に応じた防災・減災活動について、あらためて考える機会として防災講演会を開催します。
■演 題
「みんなで考える地域の防災~自助、共助、公助の視点から~」
■講 師
常磐大学 総合政策学部 佐々木 一如 准教授
≪プロフィール≫
2006年 明治大学大学院政治経済学研究科博士後期
課程単位取得満期退学
2007年 財団法人日本都市センター研究室研究員
立教大学コミュニティ福祉学部兼任講師
2008年 明治大学研究・知財戦略機構社会科学研究所
研究推進員
2019年 常磐大学総合政策学部 准教授
主な著書として『安全・安心を創出するための15 の視点』(共著)、『危機発生!そのとき地域はどう動く-市町村と住民の役割-』(共著)、『東アジアにおける公営企業改革』(共著)など。
【鹿嶋市とのご縁】
2013年(平成25年度)東日本大震災を経験し、市内各コミュニティ(小学校区単位)において何ができて、何ができなかったのかを話し合い、地域コミュニティの強化、ソーシャルキャピタルによる自治会、そして避難所での活動について地域住民とともに模索・検討しながら地区公民館が避難所となった場合を想定した「地区公民館防災マニュアルシート」を作成。
2019年(令和元年度)からは、各公民館地区ごとの「地域コミュニティプラン」の作成にもご協力をいただいております。
2023年(令和5年度)には、鹿嶋市防災会議委員として、鹿嶋市地域防災計画の改訂にご協力いただいております。
■期 日
令和6年3月24日(日曜日) 14時から15時30分まで(受付=13時30分から)
■場 所
鹿嶋市立大野公民館 多目的ホール(鹿嶋市津賀1919番地1)
■参加費
無料 ※事前申し込みは不要です。当日会場にお越しください。
令和6年3月24日(日曜日)鹿嶋市立大野公民館多目的ホールにおいて、令和5年度 鹿嶋市防災講演会を開催し、約200名の方にご参加いただきました。
講師に常磐大学 総合政策学部 佐々木 一如 先生をお招きし、「みんなで考える地域の防災~自助、共助、公助の視点から~」と題し、地域の特性に応じた防災・減災活動やクロスロードゲームを通じて、様々な立場で求めれる防災対応のあり方について講演いただきました。併せて、東日本大震災 茨城県の記録展開催し、東日本大震災における被害状況や復興の様子を紹介しました。