本文
高齢者の中には、健康やお金、孤独などの不安を抱えている方も多いと言われており、悪質業者は高齢者のこれらの不安をあおり、親切に接し信用させ、年金や貯蓄などの貴重な財産を狙っています。また、高齢者は自宅にいることが多いため、電話勧誘や家庭訪問販売による被害に遭いやすく、年々、手口が巧妙になり、ニセ電話詐欺も後を絶ちません。今後も、周囲の見守りや声かけで、高齢者被害を防ぎましょう。
近所で工事しているという事業者が突然訪問し「お宅の屋根がめくれているのが見えた。屋根に登って点検する」と言うので依頼した。屋根が浮いている写真を見せられ、言われるがまま高額な屋根修理を契約した。その後、家族の勧めでハウスメーカーに屋根を確認してもらうと「釘を引き抜いたような新しい傷がある」と言われた。
点検箇所をわざと壊して撮影し勧誘するなど、悪質なケースもみられます。突然訪問してきた事業者には安易に点検させないようにしましょう。
点検後に修理を勧められてもその場で契約せずに、修繕工事が必要な場合には、複数の事業者から見積もりをとりましょう。
また、訪問販売では契約書面を受取ってから8日以内であれば、工事終了後でも、クーリング・オフできる場合があります。
家族や周囲の人は、不審な人物が来ていないか、見慣れない書面がないかなど、高齢者の様子に気を配りましょう。
「おかしいな」「不安だな」と思ったら、鹿嶋市消費生活センター(0299-85-1320)、または消費者ホットライン(188)にご相談ください。