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地震により引き起こされる地盤災害の一つに「液状化」と呼ばれる現象があります。液状化が起こると地盤が泥水のようになり、戸建て住宅の沈下や傾斜、道路や上下水道、電気、ガスなどのライフラインが寸断されるなど、長期間にわたり日常生活に甚大な影響を及ぼします。
宅地における液状化被害を軽減するためには、市民の皆さんと事業者、そして行政との間で「地域の液状化発生傾向」や「宅地の液状化被害リスク」について情報を共有し、事前の備えを共に考えるなど「リスクコミュニケーション」を図ることが求められます。
鹿嶋市では、市民の皆さんと行政とが液状化被害リスクを共有し、液状化に関するリスクコミュニケーションを図るためのツールの一つとして「液状化ハザードマップ」を作成しました。液状化被害の軽減と地域防災力の向上に、ぜひ液状化ハザードマップをご活用ください。
液状化ハザードマップは、「地域の液状化発生傾向図」、「宅地の液状化危険度マップ」、「災害学習情報」の3つの項目で構成されています。
どのような土地条件の場所で液状化の発生傾向が強くなるのか、また、それがどこに分布しているのかを微地形等の情報を基に5段階の評価区分で示した地図です。
※微地形…形態や成因等により土地を分類したもの
<注意点>
ボーリング調査等の地盤情報から対象地点の液状化可能性指数等を求め、その値から宅地の液状化被害の可能性を3段階で判定し、250メートルメッシュ毎に示した地図です。
<注意点>
(1)、(2)の地図情報と合わせて活用することで、液状化に関する知識をより一層深め、事前の備えを共に考えるうえで役立つ情報を掲載しています。