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10月15日、カシマスポーツセンターを会場に、「たいせつな人とカラダを動かそう~スミセイ“Vitality Action”~」が開催されました。
スミセイ“Vitality Action”は、たいせつな人と一緒に運動することで「もっと健康に、そして幸せになっていただきたい」という想いが込められたプロジェクトです。親子で一緒に運動できるイベントを全国で開催しており、昨年度に住友生命保険相互会社と市民のウェルビーイングの実現※1を目的とした包括連携協定を結んだ鹿嶋市が、その会場の一つとして選ばれました。
市内外の小学生約200名とその親(子ども一人につき親一人)が参加し、元体操日本代表の内村航平さん※2が講師を務めました。
▲講師を務めた内村航平さん
イベントは、準備運動や親子でのストレッチから、講師の内村さんがステージ前で実演しながら進めていきました。「体操選手は準備運動や柔軟を1時間は行うこと」、「体操選手ならではのアキレス腱の伸ばし方」などの豆知識をはさみながら、準備運動の大切さを伝えていました。
▲準備運動
▲体操選手のアキレス腱のストレッチ方法を伝える内村さん
▲体操選手のアキレス腱のストレッチを実践する参加者
▲タオルを使った親子でのストレッチ
準備運動後は、体操運動の基礎となる前転、後転、側転をマットで行いました。内村さんが最初にお手本として、綺麗な前転、後転、側転、そして、手を使わない空中での前転、後転、側転を披露すると、歓声と大きな拍手で会場が沸きました。
▲お手本(後転)
▲手を使わない後転
▲手を使わない側転
後転や側転などは苦戦する親子が多く、各マットを内村さんが回って一人ひとりにアドバイスをしていました。アドバイスを受けて上手に回れた子どもたちは、内村さんとハイタッチなどをして喜んでいました。
また、親が転がしたフラフープを子どもがくぐり抜ける体を使った遊びや、走る勢いで新聞紙を体の前面に上手く貼り付けながらリレーする親子競技なども行われ、参加した親子からは笑顔があふれていました。
▲新聞紙リレーのアンカーとして全力疾走する内村さん
閉会式で内村さんは「この体験をとおしてカラダを動かすことや体操の楽しさを少しでも知ってもらい、また親子でカラダを動かすきっかけになってくれればうれしい」と笑顔で話しました。
※1:ウェルビーイング:市民1人ひとりが、自分の心身及び社会的な状況に満足している状態を維持しながら、人生を意欲的に、よりよく生きること。
住友生命保険相互会社と鹿嶋市が結んだ市民のウェルビーイングの実現を目的とした包括連携協定の詳細
※2:オリンピック4大会(2008年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロ、20年東京)に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得。また、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む21個のメダル(金メダル10、銀メダル6、銅メダル5)を獲得。国内大会ではNHK杯個人総合10連覇、全日本選手権個人総合でも10連覇を達成。