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市は、健康増進型保険“住友生命「Vitality」”を展開する住友生命保険相互会社(代表執行役社長 高田 幸徳、以下「住友生命」)、医療データ解析、生活習慣病の重症化予防支援事業などを展開する株式会社PREVENT(代表取締役 萩原 悠太、以下「PREVENT」)と、11月10日、鹿嶋市民のウェルビーイングの実現※を目的とした包括連携協定(以下「本協定」)を締結しました。
ここでのウェルビーイングは、『市民1人ひとりが、自分の心身及び社会的な状況に満足している状態を維持しながら、人生を意欲的に、よりよく生きること』と定義しています。
▲包括連携協定締結式での記念撮影(左から住友生命保険相互会社 汐満執行役常務、錦織孝一鹿嶋市長、株式会社PREVENT 萩原悠太代表取締役 )
市民の皆さんが少しでも意欲的に健康増進に取り組めるような仕組みを作り、現在の市の課題として認識している「医師不足」や、コロナ禍での自粛生活による「個人の生活習慣病のリスクの高まり」を、皆さんと一緒に解決していくことが本プロジェクトの目的です。
▲錦織孝一鹿嶋市長「一瞬の幸福感ではなく、持続する幸福感を市民に感じて欲しいと思っています。本市と住友生命、PREVENTの3者による良好なパートナーシップのもと、鹿嶋市民にとっての幸せを、共に創りあげていきます。」
▲住友生命保険相互会社 汐満達執行役常務「多くの方々にウェルビーイングな状態でいてもらうために一生涯つながり続け、健康長寿な社会に貢献していきたいです。同じビジョンを持つ鹿嶋市、PREVENTとともに、市民の皆さんの幸せに貢献するサービスの実現を約束します」
▲株式会社PREVENT 萩原悠太代表取締役「リスクの高い人に対してのアプローチを得意とする私たちですが、今回の連携協定により、リスクの高い人だけではない鹿嶋市民の皆さん一人ひとりに合った健康づくりサービスを届けることができることにワクワクしています」
12月1日現在、取り組みの第一弾として、鹿嶋市職員などを対象に実証事業を行っています。
まず、参加者(市職員およびその扶養者など約150人)の健康診断結果や診療報酬の明細(=レセプトデータ)をもとに、PREVENTが提供する医療解析ツール『Myscope』を用いて、参加者の生活習慣病に関するリスクを判定します。
リスク判定の結果、「良好な健康状態・5年以内の重症化リスクが低い」と判断された参加者は、住友生命の『Vitality健康プログラム(体験版)』を受けます(本実証事業での期間は3か月)。
また、「重症化リスクが高い」と判断された場合は、PREVENTの生活改善支援プログラム『Mystar』を体験します(本実証事業での期間は6か月)。
両プログラムを組み合わせることで、誰一人として取り残さない健康増進支援サービスとしての仕組みを構築します。両プログラム実施後は、改めて参加者に対して『Myscope』によるリスク解析を行い、その結果に応じたプログラムを再度受ける、というサイクルを回していくことで、参加者の健康増進を一時的ではなくずっと支援していけるサービスが実現します。
▲健康増進支援サービスの仕組み
PREVENTの生活習慣病重症化リスク予測モデルを用いることで、レセプトデータならびに健康診断データから、個々人の5年以内の重症化イベント発生率を算出し、8段階で評価することができる。
▲Vitality健康プログラム(体験版)
▲生活改善支援プログラム『Mystar』
現在、鹿嶋市職員などを対象に行っている実証事業の結果を踏まえて、市内全域に展開する場合の各プログラム内容や多くの方々に参加してもらうための仕組み・参加者特典などの詳細を検討していきます。