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9月1日、鹿島神宮で行われる年間祭儀のうち最も重要な祭典である例祭が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参列者を限定するなどの対策を講じて執り行われました。
鹿島神宮の例祭では子年・午年の6年ごとに、宮内庁から天皇陛下の御名代として勅使が参向し、天皇陛下からの御幣物が神前に奉献される勅祭が行われ、今年はその「勅祭」の年にあたります。例祭では、宮内庁の勅使から御祭文が奏上され、拝殿前で神楽「悠久の舞」が奉奏されました。
また、同日夜には神幸祭御居祭、2日は行宮祭御居祭・還幸祭御居祭が執り行われ、例祭に始まる一連の祭典は斎了しました。
御居祭とは、本来、御神霊の分霊を遷した神輿の巡幸を行うところ、これを行わずに趣旨を同じくした祭典を社殿で行うことを指します。今年の神幸祭は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため御居祭で斎行されました。