本文
子持勾玉
記事ID:0071245
更新日:2023年5月10日更新
名称 | 子持勾玉(こもちまがたま) |
---|---|
員数 | 6点 |
時代 | 古墳時代 |
寸法 | (1) 長(8.9)cm、幅(8.0)cm、厚2.5cm、重さ (2) 長(8.7)cm、幅(4.6)cm、厚1.3cm、重さ (3) 最大長7cm、最大幅5.0cm、最大厚2.7cm、重さ82.64g (4) 長6.9cm、幅4.75cm、厚3.1cm、重さ87.0g (5) 長6.95cm、幅4.30cm、厚2.45cm、重さ64.0g (6) 長8.65cm、幅5.9cm、厚4.4cm、重さ191.6g |
指定 | 市指定 |
種類 | 有形文化財 考古資料 |
指定年月日 | 令和5年5月1日 |
説明 |
子持勾玉は古墳時代の祭祀に用いられた道具です。柔らかくて加工しやすい滑石を利用し、大型の勾玉の腹や背に小さな勾玉を貼り付けたような形をしています。(参考:祀り(まつり)の道具) (1)・(2)は鹿嶋市爪木地区の宮中条里遺跡から出土しました。 (3)は宮中野古墳群の大塚古墳南側の台地上の集落内から出土したものです。この集落は5世紀後葉から6世紀初頭に営まれた短期的な集落であり、集落北部の古墳群形成との関わりが指摘されています。 (4)~(6)は鹿嶋市厨地区・緑ヶ丘地区にまたがる厨台遺跡群の鍛冶台遺跡及び円龍台遺跡から出土したものです。 鹿嶋市内の子持勾玉は、いずれも集落跡などからの出土であり、周辺の古墳群との関わりや祭祀の様相を示すものとして貴重な例です。 (1)は茨城県立歴史館(水戸市)に、(2)~(6)は鹿嶋市どきどきセンターにそれぞれ常設展示されています。 |