鹿嶋市議会議員によるハラスメント事案につきまして、外部委員会から調査結果と再発防止のための措置(提言)が報告されましたので、その内容と鹿嶋市議会としての今後の取組及び職員に対し実施したアンケート調査結果を報告いたします。
1 外部委員会の調査結果
今回の一連の言動について、その経緯や内容を総合的に検討した結果、市議会議 員として職員に対するヒアリングを拒否する手段や方法として、必要性や相当性が認められるものではなく、職員の就業環境を悪化させる行為であり、当該行為はパワー・ハラスメントに該当すると判断される。
2 再発防止のための措置(外部委員会からの提言)
(1)ハラスメント研修の充実
本件の背景には、市議会議員と職員の関係性や、ハラスメント行為についての認識が不足していたことがある。
ハラスメントに関する研修は、市議会主催者として実施したが、自己の問題として研修を受講しない限り、研修の内容は習得できない。
本件を契機として、鹿嶋市議会において、さらなる研修の充実を図るとともに、各議員においても、自己の問題としてハラスメントに関する研修を受講する必要があると思料する。
(2)自己の言動についての自己省察や勉強会等の必要性
各議員の日頃の言動についても、市民の声を市政に反映するという議員としての責務を果たすという観点から、それが議員活動を行う上で必要かつ適正なものであるか、普段から自己省察を行うとともに、問題となり得る言動等については、議員相互の勉強会や意見交換会を実施し、議員活動として適正な範囲の認識について研鑽をすべきと考える。
(3)ハラスメント問題が発生した場合の対応に関する体制づくりの必要性
市議会議員と職員は、相互の業務遂行上の交流が存在し、議員は職員に対し、一般的には優越的な関係にあるとされている。
そのため、今後も、各種ハラスメントの問題は発生し得ることから、それに対
応する窓口や、再発防止策の実施等が必要であり、議会は職員専用の相談窓口等を設置し、ハラスメントについて迅速な対応や再発防止策の実施を可能とするため、具体的な条例等の制定が必要である。
3 鹿嶋市議会としての今後の取組
(1)定期的な勉強会・ハラスメント研修会の実施
意識付けを促すために、定期的にハラスメント防止勉強会・議員研修会を実施します。
(2)条例等の制定・指針の策定
鹿嶋市議会ハラスメント防止条例及び同施行規程の制定並びに鹿嶋市議会ハラスメント防止に関する指針を策定します。
なお、令和8年3月定例会に、ハラスメント防止条例を議案として提出します。
4 職員に対するアンケート調査結果
職員に対するアンケート調査につきましては、議会が直接実施する場合、職員が率直に回答しにくい状況が生じ得ることを踏まえ、執行部に調査を委任いたしました。また、本件を議会全体の課題として捉え、特定の議員に限らず、現職議員全員を対象とした調査として実施いただいております。
回答数65件のうち、「自分自身が現職の鹿嶋市議会議員からハラスメントを受けた」が9件、「市職員が現職の鹿嶋市議会議員からハラスメントを受けているのを見た(聞いた)」が12件、「ハラスメントとまでは認識しないが、『不快・威圧感・プレッシャー』に感じた」が44件という結果でした。
議員と市職員の間に厳密な上下関係はありませんが、議員の発言には一定の影響力があることも事実であり、その影響力によってハラスメントが生じるリスクがあることを当市議会として重く受け止めております。
当市議会は、市民の皆さまの負託に応えるため、議員一同が公正・高潔な倫理的責務を常に自覚し、良心と責任感をもって、市政の発展と市民福祉の向上に取り組む立場にあります。
今回の事案を教訓とし、厳粛かつ真摯に受け止め、議長として、当該議員はもとより全議員に対し、議員としての責任・行動の再確認を強く要請しました。ハラスメントを許さない姿勢を明確にし、再発防止の徹底を図るとともに、信頼回復に向けて、議会として不断の改善に努めてまいります。
今後とも、市民の皆さまの御理解と御協力を賜りますよう、何とぞ、よろしくお願い申し上げます。
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