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鹿嶋市、潮来市、千葉県香取市で組織する「水郷三都観光推進協議会」と神栖市は、3月5日、佐原文化会館(香取市)で水郷三都観光推進協議会事業シンポジウム「水郷観光圏と東国三社参りの魅力と展望」を、水郷観光圏と東国三社参りの魅力を再認識し、地域の連携をより深めることを目的に開催しました。
鹿嶋市観光大使を務める相川七瀬さんが、新たに水郷観光圏のPRを担う「水郷PR大使」に就任しました。
相川さんは、「水というキーワードでつながる4つの地域で昔から築いた交流を、これからもつないでいきたい。東国三社参りや水郷の魅力を全国に広げたい」と意気込みました。
シンポジウムでは、東国三社(いわゆる鹿島神宮、香取神宮、息栖神社の三社を指す)の代表者がそれぞれの御由緒や魅力などを紹介し、聞き入っていた参加者は、改めて水郷地域における三社の歴史と魅力を再認識していました。
鹿島神宮からは天海尉之禰宜が登壇し、熱のこもった紹介で聴衆者を引き込んでいました。
同シンポジウムでは、歌手の相川七瀬さんへの水郷PR大使任命式のほか、基調講演、4市長および(一社)アントラーズホームタウンDMO、クラブツーリズム株式会社を交えたパネルディスカッションなどを行うなど、地域の文化や水辺を代表とする自然、祭り、町並みを有する水郷観光圏への観光誘致の施策や展望を共有しました。
また、最後には600点以上の応募があった水郷地域と東国三社巡りの魅力あふれるフォトコンテストの授賞式を行い、受賞者には賞品と4市の特産品がそれぞれ授与されました。
左から
プレゼンターを水郷PR大使に就任した相川七瀬さんが務めました。
「夕刻の水上鳥居」寺沼聖さん
太陽が落ちる少し前に迫力ある写真を撮る想いで撮った写真です。国内最大級の水上鳥居の中で輝く太陽と動きのある雲を合わせて格好よく撮ることができました。
北浦と空のバランスも非常によく、雲の配置も絶妙なバランス化にある中、太陽が沈む瞬間を神々しくとらえた素晴らしい写真だと思います。この瞬間を画像におさめていただいたことへの感謝を、撮影した方はもちろんのこと自然に対しても感じることが出来るステキな写真をありがとうございます。
「宵の嫁入り舟」小堤晃さん
水郷潮来あやめ祭りの宵の嫁入り舟の写真です。観光客からたくさんの祝福を受けながら、花嫁の元へゆっくりと進んでいく姿にとても暖かい気持ちになりました。末永くお幸せに!という思いで撮影をしました。
橋と川のバランスがよく、夜間の難しい撮影条件の中でとても綺麗に嫁入り舟の模様がとらえられた一枚だと思います。水面鏡に映り込む光もステキなアクセントとなっており、バランスもよく水郷の魅力というハッシュタグ通り、それを強く感じさせる写真です。
「風車の見える暮らし」佐々木友香さん
自宅から風車が見える海沿いに住んでいます。海、風車、きれいな空、広い広い空間で走り回る子どもたちに元気をもらえています。度々訪れる散歩スポットです。
風車の奥行き感のバランスと、子どもたちが進む道の奥行き感のバランスが良く寒空の中撮った写真であるにもかかわらず、子どもたちの元気さが伝わり、何気ない日常の何気ない風景が、実は大切なタイミングと気づかせてくるれような、そんな暖かい写真だと思います。
「夕焼けの山車整列」中根英治さん
※ご都合により、欠席。
佐原の大祭秋祭りで撮影しました。夕暮れになり、一堂に整列した14台もの山車に明かりが灯されると、祭の雰囲気は最高潮に達しました。
夕焼けで、日が沈む前の撮影にもかかわらず、山車が連なる奥行き感が見事に鮮明に映し出されており、また人混みも絶妙なバランスで映し出されている素晴らしい写真です。LEDの照明の照度が、各山車によって違う中、一番よいバランスで光の表現がされており、お祭りのにぎわいや、熱気、風情がこの一枚で感じとれる、非常に素晴らしい作品でした。
「与田浦」森戸延行さん
与田浦の鹿島線を走る列車が夕日の中を突っ切るイメージです。夕焼けが空も前景も赤く染めるように、田植え直後の時期で計画。
大きな夕日に列車が入るように、約2km離れた位置に撮影ポイントを定めました。
水郷らしさ、水郷の魅力、それが強く感じ取ることができ、水郷地域のすばらしさを改めて認識させてくれる、最高の一枚だと思います。陽が沈む絶妙な瞬間の中、今はあまり見ることができなくなった4両編成の鹿嶋・佐原を結ぶ鹿島線の電車がこれ以上にないバランスで捉えられており、田んぼの水面が夕焼けに覆われた幻想的な風景に胸が熱くなりました。最高の瞬間をおさめていただきありがとうございました。