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鹿島神宮(鹿島則良 宮司)で、12月1日、新年を迎える準備として社殿のススを払う「煤払い神事」が執り行われました。上部に山鳥の羽を付け社殿を傷つけないよう奉書を巻いたオスス竹(長さ約4m)を使い、神職・巫女の4人が楼門の煤(すす)を払いました。
神職の吉田裕史禰宜は「いよいよ締め括りの月。煤払い神事と年越大祓式の両神事を通じて、さっぱりとした心身で新年を迎えることができる。来年が平穏で良い年になるように、現在、祈りを込めて『魔性を祓う』といわれる鏑矢を調製している」と話します。
同日公開された鏑矢や破魔矢などの正月神符の調製は夏前から始まり、今が総仕上げの段階。鹿島神宮では「正月三が日は、安心して参拝できるように人数制限など対策を講じる。しかし、12月1日から破魔矢などの正月の授与品を用意しているので、幸先詣として分散参拝のご協力をお願いしたい」と言います。
皆さんも、新型コロナウイルス感染症の感染対策のため、12月中の幸先詣はいかがでしょうか。
なお、正月三が日は鹿島神宮の授与所、祈祷殿ともに開場・閉場時間が通常とは異なります。
事前に、鹿島神宮ホームページ<外部リンク>などでご確認ください。