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4月29日、「鹿八ツール・ド・東日本 鹿嶋 to 八戸 800km(主催:鹿八実行委員会)」の出発式が鹿島神宮大鳥居前で行われ、11人のツーリストが目的地の青森県八戸市を目指して出発しました。東日本大震災復興イベントとして2014年から始まった鹿八(しかはち)は、茨城県鹿嶋市を出発し福島、宮城、岩手など被災地を経由し、青森県八戸市の蕪嶋(かぶしま)神社まで5県46市町村、延べ800kmを7日間かけて自転車で走り抜けるイベントで、新型コロナウイルス感染症の影響から2年振りの開催となりました。
出発式の前には、参加者全員で道中の交通安全を祈願して鹿島神宮神職からお祓いを受け、気概に満ちた表情を見せると、それまで降り続いた雨も一旦上がりました。
続く出発式では、錦織孝一鹿嶋市長から「安全に気を付けて目的地を目指して」と激励の言葉を送り、一人ひとりにお守りを手渡しました。また、鹿八実行委員会からは「清めの雨に恵まれた」と笑いを誘い、「東日本大震災の記憶を風化させないようにつなげていく」と意気込みを話し、午前9時30分、11人のツーリストが800km先の八戸に向けて出発しました。
鹿嶋市からはKASHIMA CYCLING CLUBのメンバー6人が参加し、初日の目的地・日立市を目指します。なお、鹿嶋市から八戸市までは7区間に分かれており、各区間ごとの参加や数区間または全区間の参加など、自由に参加区間を選べるのも特徴です。