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神宮の森
記事ID:0050170
更新日:2021年3月29日更新
鹿島神宮の森には神宮の長い歴史と共に生育してきた巨木名木がたくさんあります。境内の森は、県の天然記念物に指定されていてモミやスギなどの高木、ナナサカキなどの低木、シダ類などの下草が混合して豊かな森も形成しています。
大鳥居脇のタブとスダジイ・・・どっくりとしたスダジイの巨木を支柱が支えています・・・
駐車場のスダジイ
鹿島神宮に入るとまず、駐車場のスダジイと大鳥居脇のタブの巨木をはじめとする参道の巨木群に圧倒されます。
本殿を過ぎ、奥参道に入ると巨樹が奥へ奥へと続きます。
奥参道の巨樹
御手洗池の椎
さらに奥へと進むと御手洗池が見えてきます。
昔はこちら側が神宮の入り口でここで禊をしてから参拝しました。
・・・透きとおるような透明な池に
架かるように椎がのびています。
この椎は江戸時代後期(1824年)
に版行された『鹿嶋志』という
書籍の差し絵図にも描かれています。
『鹿嶋志』(北条時隣著)
このような巨樹群の他に暖かい地域に育成するアリドオシやヘラシダなどが共生し、学術的にも貴重な植物群落を構成しています。
アリドオシ