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板碑(宮中)
記事ID:0050163
更新日:2022年9月29日更新
名称 | 板碑 |
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時代 | 推定 鎌倉時代 |
寸法 | 幅52cm 高さ94cm |
説明 |
板碑とは塔婆(とうば)の一種で、死者の安穏を祈るため、または自分の死後の安穏を願うための供養塔です。鎌倉時代から江戸時代初期にかけて各地に建立されましたが、鹿島地域では数は少ない。石材・形状などから武蔵型・常陸型・下総型などに分類されます。 この板碑は下総型で、石材は筑波山麓で産する黒雲母片岩(くろうんもへんがん)です。鹿嶋市宮中の新町区に所在する護摩院境内に設置されています。一枚の石板に左に帝釈天、右に阿弥陀如来を表す梵字種子(ぼんじしゅじ)が刻まれており、それぞれその種子の上部に天蓋(てんがい)・瓔珞(ようらく)が、下部に蓮華座等が描かれています。 この板碑は、もとは宮中の鹿詰2707-1の路傍(普済寺址)にあったものを都市計画のために御国院境内に移したものです。 |