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直刀黒漆平文大刀拵(附刀唐櫃1口)
記事ID:0050104
更新日:2022年9月29日更新
名称 | 直刀黒漆平文大刀拵(附刀唐櫃1口) |
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時代 | 奈良時代~平安時代 |
寸法 | 寸法:全長271cm 刀身223.4cm 反り0.7cm 元身幅5.1cm 先幅3.1cm 茎長36.8cm |
説明 |
鹿島神宮の神宝「直刀黒漆平文大刀拵(ちょくとう くろうるしひょうもんたちこしらえ)」は、奈良時代~平安時代につくられたものと推定されており、全長2m71cmの非常に長大な太刀で、「韴霊剣(フツノミタマノツルギ)」と呼ばれています。 「フツノミタマノツルギ」とは、日本神話に登場する霊剣であり、タケミカヅチの神(鹿島神宮の御祭神)の神刀です。北畠親房の『神皇正統記』(南北朝時代)には、「この剣を豊布都神(とよふつのかみ)と号す。初めは大和の石上に座し、後には常陸の鹿島神宮に座す。」とも記されています。 鹿島神宮に現存する直刀の製作者や由来は分かっていませんが、直刀としては日本最古最大のものです。 また、この直刀との関連は証明できないものの、奈良時代に編纂された『常陸国風土記』香島郡(鹿島郡)の条には、「若松の浜で取った砂鉄で、剣作った。」との記述があります。 |