本文
お伊勢山古墳(おいせやまこふん)
記事ID:0050028
更新日:2022年11月7日更新
お伊勢山古墳は、宮中野古墳群内の南西部に構築されている古墳です。古墳群の中で最も古い古墳の様相を示しています。昭和49年(1974)及び昭和56年(1981)の現地調査により全長96mの前方後円墳であることが確認されていますが、発掘調査は実施されていないため、古墳の周りの周堀の規模等詳細は不明です。周堀を含めれば、全長は100mを超す大きさになるのではないかと推測されています。
宮中野古墳群は4世紀末から7世紀後半にかけて造営されたと推定されていますが、お伊勢山古墳など比較的古い古墳が南側から造られて北側に向かう程新しくなる傾向が見られます。
お伊勢山古墳の名称は、墳頂部に小さなお伊勢様を祀る祠がまつられていたことに由来しています。