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地籍調査とは


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印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0003112 更新日:2019年11月13日更新

鹿嶋市では、平成4年度より年次計画に基づき、国土調査法による地籍調査を実施しています。
「土地の国勢調査」というべきもので、宅地、田畑、山林などすべての土地について調査が行われます。(土地改良区等、一部を除く)
地籍調査では、毎筆の土地について所有者・地番・地目の調査、境界・地籍に関する測量を行い、その結果を地図および簿冊に作成しています。

地籍調査をなぜ行うか

人に「戸籍」があるように、土地にも「地籍」があります。
戸籍は人に関する記録であり、地籍は土地に関する記録で、特定の一筆の土地の特徴実態を記録したものです。
現在、土地に関する記録として広く利用されている公図の多くは、明治時代の地租改正事業によって作られた地図(字限図<あざぎりず>)をもとにしたものであり、土地の境界が不明確であったり、測量も不正確であったりします。
これでは土地の実態を確実に把握することができませんので、地籍調査を実施する必要があります。
近年の地籍調査は、コンピューターの電子技術を利用し、人工衛星から電波を受信して位置を決定する精度の高い測量方法で実施していますので、効率的で正確な測量が実施されています。
地籍調査により作成された「地籍図」「地籍簿」は、国の承認と県の認証を受けて、その写しを登記所に送付します。その写しに基づき、土地登記簿の標題部が改められ、不動産登記法第14条地図として登記所に備え付けられます。

地籍調査の効果

地籍調査により作成された「地籍図」「地籍簿」は、土地の境界や面積また形状などを正確に示したものです。
個人の土地取引から公的機関による整備・開発及び課税の公平化など、およそ土地に関するあらゆる行為のための基礎データとなります。
具体的には、以下のような効果が期待できます。


土地境界等をめぐるトラブルの未然防止

土地所有者立会のもとに一筆ごとの土地境界を確認し、その結果が数値として記録・保存されます。
土地の境界・位置・面積が明確になるので、将来の境界紛争が未然に防止されます。


登記手続きの簡素化・費用縮減

地籍調査の成果を現地復元することにより、登記手続のための境界確認作業がスムーズに行われます。
また、登記手続に要する費用も大幅に縮減される場合があります。


土地取引の円滑化

地籍が明確になり、登記簿の公図(地籍図)に反映されるので安心して土地取引ができます。
土地取引や開発事業の用地取得がスムーズになり、土地の流動化や有効利用を推進するための基礎ができます。


災害復旧の迅速化

土地境界の位置が地球上の座標値と結び付けられるため、万一の災害の場合にも境界を正確に復元することができます。
これにより、復旧活動に迅速にとりかかることが可能となります。


課税の適正化・公平化

一筆ごとの正確な地目や面積が把握されるため、課税の適正化・公平化を図ることができます。


さらに詳しい内容は 「国土交通省 地籍調査Webサイト」<外部リンク> をご覧ください。

鹿嶋市において地籍調査が完了している地区については 「地籍調査完了地区別土地一覧」 をご参照ください。


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