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8月25日(日)、令和元年度前期市民カレッジ第2回目の講座「歴史散策とスタジアム見学」が開催され、23名の受講生が参加しました。
オリンピックにおけるおもてなしや世界への文化の発信のために、まずは鹿嶋の魅力を知りましょう!ということで、郷土史研究家の糸川 崇(いとかわ たかし)さんを講師に迎え、午前に座学、午後に実習として市内のカシマサッカーミュージアム、はまなす公園展望塔、鹿島神宮を散策しました。
午前の座学では、時折ユーモアを交える糸川さんの話に受講生たちは笑顔を見せながらも熱心に聞き入り、日本の歴史や鹿嶋の歴史、市内の文化財等について楽しく学びました。
午後の実習では、残念ながら当日スタジアムでイベントがありコンコースの散策は叶わなかったものの、リニューアルしたばかりのミュージアムを見学してアントラーズとスタジアムの歴史の偉大さを再認識しました。
はまなす公園展望塔では、地上77mから美しい海岸線と平野が広がる大野地区を一望し、塔内にある郷土資料館で昔の人々の暮らしを学び、また、展望塔付近にある、室町時代に塩で財を成したと云われる「文太長者」の碑を見学しました。
鹿島神宮へ向かう道すがら、常陸風土記にも登場した「沼尾の池(現:田谷沼)」や県内最大級である宮中野古墳群の一つ「夫婦塚古墳」をバスの車内から見渡し、急きょ予定を変更して訪れたミニ博物館ココシカでは「特攻桜花」の企画展を見学して、鹿嶋の地にも悲痛な戦争があったことを改めて学びました。“平和の祭典”であるオリンピック開催を前に忘れてはならない大切な要素です。
今日一日のトリとなった鹿島神宮では、大鳥居「二之鳥居」に始まり、学問所「稽照館」の跡地、東郷平八郎の書による扁額が掲げれらている「楼門」、現在はパワースポットとして人気の集まる「御神木」、徳川秀忠が寄進した「拝殿と本殿」、奈良と縁のある「鹿園」、徳川家康が奉納した「奥宮」、御手洗池などなど・・・見どころたくさん!
一日がかりで内容盛りだくさんの講座となりましたが、受講生の皆さんにはぜひ今日学んだことをオリンピックでのおもてなしや文化発信の取り組みにつなげていただきたいです。