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現在の潮来と加藤津(加藤洲)十二橋
記事ID:0050080
更新日:2021年3月29日更新
香取市の河岸からみた現在の潮来です。背後に見える小高い山(台地)が、絵図の繁華街の後ろにある山(台地)でしょうか。
また、絵図の下の方に「加藤津」「十二ノ橋」と書かれている場所があります。ここは現在の香取市です。『鹿島志』の文章中には「加藤津村に橋を十二渡せる所あり」と説明があります。
(加藤洲十二橋写真:提供香取市)
この加藤洲から見た対岸の潮来は、現在は川が埋め立てられたりしており絵図と様子が変わっていますが、安政2年(1855)に刊行された『利根川図志』からも当時は北利根川やソノベ川など大小の川が入りくんだ複雑な地形であったことが分かります。
(埼玉県立図書館所蔵「利根川図志」より)
※矢印で示した場所が潮来と加藤洲十二橋です。